皆様こんにちは。
yoshitakashiです。
はじめましての方へ、はじめまして。
当ブログは普段「青眼の白龍の視点から1枚のカードをみつめる」ブログとなっております。然し乍ら今回は僕が構築した【魔妖とメガリスと御巫を混ぜ合わせたデッキ】の解説記事といたします。我ながら斬新なデッキだと感じています。自信作ですので暫しお付き合いくださいませ。
いつも仲良くしてくださる方々へ、本日もお会いできて光栄です。
2023年も終わりを迎えようとしております。ですが今年は暖冬とのこと、やや暖かい気もしますね。僕は最近、地球のことがよく解らなくなってきました。31年間も過ごしているのに…
時代が移り変わり、色々な厄介事が降り注ぐ昨今、僕にとっての遊戯王は今も変わることなく僕の日常の一部となっております。さて、2023年最後は【魔妖”ミ”ガリス】で締めとさせていただきます!どうぞ最後までお楽しみください。
デッキレシピ
デッキパラメーター
2024年1月27日に開催します【第2回 ラグナロックオフ会】にて参戦いたします。パワーラインはハイクオリティコンセプトを意識しております。詳しくは下記掲載のURLをご覧ください。
前置き -魔妖語
唐突ですが、魔妖とメガリスと御巫を混ぜてみました。
どうしてそんなことを?
お答えいたしましょう。その前に【魔妖】について少し紹介をさせてください。
魔妖とは、条件を満たせば何度でも墓地から蘇るチューナーモンスター【麗の魔妖-妲姫】によって連続シンクロ召喚、リンク召喚を続け、最速で切り札に到達することを得意とするテーマです。
然し乍ら、最速で切り札に到達できる代償にEXに制限がかかるという特性を背負ってしまった凄まじく天井の低いテーマでもあります。
また、1枚初動を手札に引き込まない限り戦えないという大きな弱点を抱えたテーマでもあります。
ですが必須カードが少ないゆえにデッキの余白が充分にあるという強みもあります。
「だったらEXを使わないテーマと混ぜればいいじゃない?」
という安直な発想から、その美しくも禍々しいデザインが特徴的なメガリスに辿り着きました。
今回デッキを構築するにあたり、とくにビジュアルを意識しました。妖艶でミステリアスな妲姫の、そして魔妖の世界観を壊さないように心がけました。魔妖の相棒には、やはりミステリアスな特徴をもつモンスターが相応しいと考えたのです。
メガリステーマについての解説は割愛させていただきます。メガリステーマについては遊戯王のwikiあるいはマスターデュエルでのストーリーモードにてその全貌をご覧いただけます。ですがさすがに味気ないのでざっくりとお話すると、「メガリス・フールがとんでもない化け物カードである」「メガリス・ベトールが怖すぎて夢に出てきそう」「そのほとんどがイニシエのカードゆえターン1制限がかかってない」といった具合になります。ちなみにメガリスは天使あるいは悪魔の石像が世界に影響を及ぼすかもしれない神秘的なデザインなのですが、一部のモンスターのフォルムが大変えっちです。オフィエルとかフールとか、じつはファレグも大変えっち。そのおっぱいで天使とか無理でしょ。
デッキに7枚程度しか搭載できない1枚初動を手札に引き込めなかったときにはメガリスで戦うことを想定し、デッキのほとんどがメガリス関連カードとなっています。
魔妖で戦うときもあれば、メガリスで戦うときもある…個々が独立して動くことを想定していたのですが、実はこれらのテーマには、僕にも予想し得なかった思わぬ共存ポイントがふたつありました。魔妖とメガリス、ふたつのテーマが手札に揃ったとき、どのようなコンビネーションを発揮するのか…解説させていただきます。
レベルの合致
妲姫とメガリス・フールが、下級メガリスと馬頭鬼が、これらのレベルが一致していることで、魔妖の展開が完了した後で即座にメガリスに切り替える動きが可能となりました。
魔妖のコンセプトに則って展開を行うと、最終盤面にはレベル2の妲姫が残ります。彼女を儀式素材にすることでメガリス・フールを儀式召喚できます。
メガリス・フールはメガリスにおいて中核を担う存在で、妲姫のみを素材としつつ更なる展開を狙えます。すごく低燃費!
そして、もうひとつのメリットは…
蘇生カードの最低限採用
【零氷の魔妖-雪女】は「墓地のモンスターが蘇生した後で」効果を発動できます。そこにアンデッド族である必要がありません。メガリスにはメガリス専用の蘇生永続罠カードがあり、それはメガリス・ハギトでサーチが可能です。
ゆえに蘇生カードを大量に採用する必要がなくなり、事故率の大幅な軽減を実現できました。
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ただ、デメリット…というより、欠点も存在します。 「個々が独立している」 ゆえに、メガリスでしか戦えない決闘が、あるいは魔妖でしか戦えない決闘が少なからず存在します。そして、単独のみで戦わざるをえない場合は、妨害を踏み越えるだけで全力を使い果たしてしまいます。かなり困り果てた挙句、その欠点を補うために構築上意識したのが…
最低限の労力で最高の成果を
というわけで、例によって安直にも程があるのですが、【御巫】を出張させることを決めたのでした。
脇がえっちでいいですよね。オオヒメちゃん。ニニちゃんは横乳。やはりえっちは士気に関わる。超重要。もちろん異論は認めます。おっぱいに宇宙を感じられる決闘者もおられますでしょうし、お尻に大地の恵みを、おへそに大空の包容力を感じられる決闘者もおられることでしょう。脚に星々の息吹を見出す決闘者もおられることと存じます。そう。みんな違ってみんな良い。異論をただぶつけ合うだけでなく、お互いを尊重できたのならば、もうそこに戦いなど、争いなど不要なのです。ささ、みんなでえっちを叫びましょう!吠えろ魂!!乾杯!!
ただ、オオヒメちゃんだけだとデッキに奥行きが出ないために、ニニちゃんも採用しています。 これにより御巫だけでもほんの少し戦えるようになりました。
それぞれの組み合わせ解説
さてさて、それではもう少し深く各テーマが組み合わさることで到達できる世界を解説させていただきます。
- 魔妖とメガリス
魔妖とメガリスを混ぜ合わせるメリットは先に述べたとおりです。展開を終えた妲姫をフールの儀式素材に使用することで、更なる展開を狙えます。ついでに墓地蘇生カードを引っ張ってこれるので、リンク4最恐雪女ちゃんの効果を能動的に使用できます。また、ファレグを出しておけば妲姫の攻撃力が跳ね上がるので、妖艶だけれども貧弱でか弱い妲姫がアタッカーになります。
- メガリスと御巫
メガリスと御巫を混ぜ合わせるメリットとデメリットを紹介いたします。 ただなんとなく出張させた御巫ですが、誘い輪舞でコントロールを奪取した相手モンスターをそのまま儀式素材に使用できるというメリットがありました。気持ちいいです。脳汁でるくらいには。 デメリットですが、ファレグを出していると御巫の攻撃力も上がってしまうため、御巫の強さが半減してしまう点が挙げられます。が、そのようなデメリットは僕にとっては些細なものです。とにかく!!僕は!!女の子と遊びたいんだ!!何度も申し上げておりますが、オフィエルもファレグも大変良いものをお持ちですよ。
- 魔妖と御巫
魔妖と御巫を混ぜ合わせるメリットですが、戦術的メリットは後攻時にあります。
展開さえできれば殺傷能力随一を誇る魔妖ですが、かなり妨害に弱く、突破力はさほど高くありません。そこで【御巫の水舞踏】の出番です。
雑に相手モンスターを除去し、魔妖の展開を狙います。魔妖テーマは最速で切り札に到達できますが、その過程で相手モンスターの攻撃力を0にしている可能性が非常に高いです。妨害を受けずに展開できれば、1ターンあれば容易に8000のLPを削り切ることが可能なテーマでもあります。
あと盤面が最高に可愛い。
🔶 🔶 🔶
さて、3つのテーマを複合させた奇々怪々なデッキですが、決闘のパターンとしては、
- 魔妖のみ
- メガリスのみ
- 魔妖とメガリス
- メガリスと御巫
- 魔妖と御巫
- 魔妖とメガリスと御巫
の6つのパターンがあります。どのパターンで決闘が進むのか、その時にならないとわかりません。これもまた、このデッキの楽しみのひとつかな、と感じています。
基本戦術と弱点
上記6つの戦闘パターンが存在するゆえに多少の揺らぎはあるものの、このデッキは決闘開始から鬼気迫るインファイト戦術を主とし、果敢にLPを削っていくことを意識してデザインしました。平たく申しますと、接近戦に無理やり持ち込んで短期決戦を挑むデザインです。ゆえに長期戦に持ち込まれると息切れを起こすという弱点があります。
あとがき -魔妖語
いかがでしたか?
魔妖にメガリスと御巫を混ぜ合わせてみました。じつは僕自身よくわからないまま混ぜ合わせてみたのですが、使い込むと案外面白く、評判も上々です。2024年1月27日に僕が総括となって開催させていただきます【第2回 ラグナロックオフ会】にて使用予定です。皆様是非ご参加ください!お待ちしております!!
それでは皆様!
2024年もどうぞ、よろしくお願いします!!
黄昏時君を想ふ -魔妖歴史語
僕が青眼の白龍に触れて少し時が経過した頃、魔妖が発売されました。僕は昔から妖怪やドラゴン、神様といった空想上の存在が大好きだったので、魔妖が発売された時は、それはもう大喜びで魔妖を買い求めました。この時はまだ零氷の魔妖 -雪女は世に出ておらず、魔妖は今よりもずっと低出力なテーマでした。
然し乍ら、昔から妖怪が大好きであったこと、そして青眼の白龍の遊び相手が欲しかったことから、魔妖の研究を始めました。
この時はまだTwitterをしておらず、今よりも気軽に遊戯王ができなかったのです。自分の青眼の白龍デッキを戦わせるため、もうひとつデッキが欲しかったのです。
先ずたどり着いた世界が、空いた枠にカウンター罠をたっぷり搭載した型、いわゆる「罠ビート魔妖」でした。かなり強かったのですが、デッキを披露した際に友人から頂戴したひと言は、
「罠が強いな」
そりゃそうだ、といった心持ちでした。罠が強すぎて魔妖が全く印象に残らないのでした。この型式はどのデッキにもできる。魔妖にしかできないこととは一体?然し乍ら最適解を見出せぬまま、時間だけが経過するのでした。
零氷の魔妖 -雪女の登場により、魔妖の出力が大幅に上昇します。彼女の能力を最大限に引き出す構築を考え、結果、「蘇生型魔妖」が完成します。先ずは墓地を充分に肥やし、然る後に蘇生カードを使用、雪女の能力を多用する型式です。然し、この構築にも問題がありました。「安定性の欠落」「突破力が皆無」このふたつの問題を解決するために奔走したのですがやはり叶わず、結果、魔妖はなおも放置されることとなります。
ある日、YouTubeにて遊戯王の対戦動画を鑑賞しているうちにメガリスの存在を知りました。美しいデザインに惹かれた僕はメガリスの勉強を始めます。僕なりに洗練し続けた結果、デッキの必要枠が30枚前後であることに気がつきました。
「魔妖と混ぜられるのでは」
ふと頭を過ぎります。誰に言われるでもなく、なぜかある日、そう感じたのでした。その声に従い、魔妖とメガリスを混ぜてみました。使ってみると案外面白く、僕の肌に合っている気がして、嬉しくて、魔妖メガリスの研究を始めました。諸誘発を乗り越えられない反面、展開できれば凄まじい制圧力を発揮するこのデッキに「妨害を乗り越える力を」と探し求めました。強い制圧力をもつデッキには、強い突破力を搭載させたかったのです。魔妖メガリスデッキに、もっと広い世界を見せたかったのです。雑に墓穴の指名者を搭載したこともあります。けれども、どうもしっくり来ないのです。やはり墓穴の指名者でゲームが決まる場面もありました。「墓穴にやられた」以前それに似た言葉をもらいました。このままではまた繰り返す気がして、魔妖メガリスだからこそ混ぜ合わせる意味のあるカードを探し求めました。御巫と出会うのは、そのような経緯からでした。
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魔妖には物語が存在します。その導入部分はマスターデュエルにて触れることが可能です。魔妖サイドの主人公(だと僕が思っている)である妲姫は、宿敵である不知火の少女と今後どのような展開になるのでしょうか。
妖怪は古来より、昼と夜の真ん中である夕方、これを逢魔が時、なんて言ったりしますが、この夕暮れ時こそ本領を発揮できる、といった言い伝えが存在します。
夕暮れを表現する言葉には、「逢魔が時」のほかに「黄昏時(たそがれどき)」が存在し、表している時刻は同じ夕方です。ただ、若干意味が違っていて、逢魔が時は妖怪が跋扈する時刻を表す邪悪な表現ですが、黄昏時は「夕暮れ時であなたの顔がわからない。あなたは誰ですか?」と互いを問い合わせた…という言い伝えから、「あなたは誰ですか?(誰そ彼)」という意味合いをもちます。
黄昏時。あなたは誰ですか。あなたは今どうしていますか。お元気ですか。妲姫は不知火の名も知らぬ少女と友人となり、そして敵対する運命にあります。妖怪が跋扈する時刻に、それでも友を想い続けるであろう妲姫の心情を、このデッキのタイトルとしました。