皆様こんにちは。
yoshitakashiです。
はじめましての方へ、はじめまして。
当ブログはブルーアイズと一緒にいることで喜びを感じる系の決闘者が、ブルーアイズの視点から1枚のカードをみつめることを趣旨としたブログです。やや尖った視点ではありますが、折角おいでくださったのですから、どうぞごゆっくりなさってください。
いつも仲良くしてくださる方々へ、本日もお会いできて嬉しいです。
やや遅咲きだった桜も葉桜にかわる頃、皆様におかれましてはご多忙な日々をお過ごしかと存じます。4月も中旬に差し掛かり、いよいよ初夏がやってきます。季節の移り変わりとともに時代も移り変わり、目まぐるしい日々が続くかと存じます。皆様、どうかご自愛くださいますように…
さて、ご挨拶はこのあたりで。
早速参りましょう。
今回みつめるのは、2024年4月27日に発売される【INFINITE FORBIDDEN】に収録されるこのカードです。
特記事項
「ブルーアイズの視点から」とは申しましたが本記事では僕の最高傑作【唯青、】の視点からみつめます。デッキレシピは以下のURLからご覧ください。
効果の概要
さて、この効果の概要をひと言で表現すると、
「召喚に対応してしまった増殖するG」
となるでしょう。
発動条件はやや限定的で、ドロー条件も「手札からの召喚・特殊召喚」とやや限局的ですが、召喚行為にも対応してしまった、優秀なクラゲさんです。
増殖するGと比較する
さて、マルチャミー・プルリアとよく似た効果をもつ【増殖するG】ですが、こちらは発動条件には指定がなく、ドロー条件にも指定がないため、決闘中は比較的簡単に使用でき、その恩恵は絶大です。
ただし、「名称ターン1制限がかけられている」ゆえに墓穴の指名者を突破するに至らず、また、「墓地に送る必要がある」ためにマクロコスモス影響下では効果を発動できません。
マルチャミー・プルリアにはそれらの制限がないため、「手札に2枚ある状態であれば墓穴の指名者を突破できる」点や、「マクロコスモス影響下でも発動できる」点においては、増殖するGを上回っていると言えるでしょう。
以上の観点から、マルチャミー・プルリアは増殖するGとの差別化に成功している、面白いカードと言えるでしょう。
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さて、カードの概要を簡単にまとめたところで、いよいよ本題に入ります。
【唯青、】に搭載可能か
見た目も愛らしく、カラーリングも青と白を基調にデザインされているこのカードはビジュアル面において、僕の最高傑作【唯青、】に搭載しても問題なさそうです。
然し乍ら、効果をよく確認すると…
エンドフェイズに、自分の手札が相手フィールドのカードの数+6枚より多い場合、その差の数だけ自分の手札をランダムにデッキに戻す。
とあります。
この一文がなかなか曲者です。
相手の場のカードの数+6枚、という状況は容易には発生しないと考えますが、万が一発生してしまった場合、自らの手札をランダムにデッキに戻さなくてはなりません。
ランダムに。
このひと言がかなりネックで、「折角引いたキーカードがうっかりデッキに戻っている」という可能性があります。
【唯青、】は「引きたいカード」と「引きたくない(サーチしたい)カード」が混在しており、ドローしつつランダムにデッキに戻す動きをするこのカードは、僕の計画を乱す、一種のイレギュラー因子となり得ます。
また、発動条件も「自分フィールドにカードが存在しない場合」となっており、これもまた厄介です。決闘がある程度進行している場合、自分の場にカードがない状況、というのは僕にとっての敗北を意味しています。そうでない場合、決闘がある程度進行している場合においては、僕の場には何らかのカードが存在している状況が多数あります。その状況下でドローしてしまったマルチャミー・プルリアは死に札となってしまいます。
これまでに述べたことを簡単に纏めると、
- イラストは可愛い
- ランダム要素が怖い
- 死に札となる可能性がある
以上となります。
搭載するか否か…現在のところは「搭載しない」結論となります。
然し乍ら、遊戯王はそのコンテンツ上、環境が目まぐるしく変化します。マルチャミー・プルリアが輝く環境であれば、搭載する可能性も勿論あります。幸い搭載枠は在るので入れ替えは簡単です。
マルチャミー・プルリアと対峙する
さて、この項目では【唯青、】がマルチャミー・プルリアを受けた状況を想定して綴ります。
発動条件のことと、召喚行為そのものに対応しているマルチャミー・プルリアは、僕の先攻最初ターンのスタンバイフェイズに使用されることが予想されます。
然し乍ら【唯青、】は手札から召喚する行為は確実に行いますが、手札から特殊召喚する行為は必須行為ではありません。デッキ、EXデッキからの特殊召喚は多用しますが、手札からの特殊召喚は滅多のことがなければ行いません。
ゆえに、マルチャミー・プルリア単独ではあまり脅威にはなりません。
単独では。
皆と闘うマルチャミー・プルリア
マルチャミー・プルリアは単独ではさほど脅威とはなりませんが、灰流うららなどといった、ほかの手札誘発と一緒に使用することで、その危険性を底上げします。
マルチャミー・プルリアをスタンバイフェイズで使用しつつ、ほかの手札誘発で僕の動きを制限させた場合、僕はカルテシアやキットちゃんの手札特殊召喚効果を使用せざるを得なくなります。ほかの手札誘発を使用していれば、自らの手札を減らす行為となっているため、マルチャミー・プルリア唯一のネックである「自らの手札をランダムに減らす」状況にも陥りにくいでしょう。
4枚目以降の増殖するGとなり得るかどうかは議論の余地があると思われます。然し乍ら、マルチャミー・プルリアは灰流うららといった無効効果を所有する手札誘発と組み合わせることで、その真価を発揮できると言えるでしょう。
いかがでしたか?
僕の最高傑作【唯青、】からマルチャミー・プルリアをみつめてみました。搭載する視点と、対峙する視点では全く別の見解が生まれる、面白いカードです。イラストも可愛いし、今後化けるカードの筆頭と思われます。カードのテキストから「マルチャミー」テーマが世に出る可能性も示唆されました。
皆様も是非お手に取ってみてください。
それでは、今回はこのあたりで。
またお会いできれば嬉しいです。