青眼と僕と冒険と

僕とブルーアイズが歩いた軌跡のお裾分け

ある日の決闘 ~vsヴェンデット~

 

 

皆様こんにちは。

 

yoshitakashiです。

 

はじめましての方へ、はじめまして。

当ブログは「青眼の白龍の視点から1枚のカードをみつめる」といった趣旨のブログのはずでした。今回は青眼の白龍と僕が闘ったある日の決闘を振り返る記事となっております。

 

いつも仲良くしてくださる方々へ、お久しぶりです。生きてます。先日【第1回ラグナロックオフ会】を開催させていただきました。お集まりいただいた皆様には感謝を申し上げます。まさか二次会まで開催して決闘し続けることになるとは夢にも思いませんでした。皆様決闘魔人ですね。またいずれ開催いたしますので、参加された方々も、諸事情にて参加できなかった方々も、是非どうぞ足を運んでやってください。

 

さて、

 

それでは参りましょう。

 

青眼の白龍と、武闘派ヴェンデットの闘いの記憶へ。

 

経緯

ヴェンデット陣営から動き出したその闘いは淀むことない作戦行動を以てアンデットワールドを発動、墓地にドーハスーラを用意することに成功します。さらに2妨害効果を獲得したリヴェンデット・スレイヤーも戦線に登場し、ヴェンデットの持ち味を活かした陣形が形成されました。

 

さて、青眼の白龍陣営には早期の段階から、すでに深淵の獣サロニールが待機しておりました。これまでのヴェンデットの動きにたいし、サロニールによる墓地干渉を実行する機会は多々ありましたが、ヴェンデットの動きが止まるまで我らが動かなかったことには理由がありました。我らのシンボルを失う懸念ゆえです。この時の僕の手札は、

 

  • ディープアイズ
  • サロニール
  • 烙印の気炎
  • 烙印融合
  • クエム

 

でした。烙印の気炎を用いてカルテシアをサーチする計画は決闘が開始した瞬間に決定した事項ではありましたが、ヴェンデットに干渉するためにサロニールを送り出すと、必然的にディープアイズがコストになります。シンボルたるディープアイズをコストにしたくなかった、という感情的な理由でサロニールは待機を命じられたのです。これが結果として良い方向に転じることとなります。

 

ドーハスーラの存在が明るみに出たことで、サロニールの未来の行動が決定しました。さて、青眼の白龍陣営のドローカードはドラゴン族である「黒衣竜アルビオン」でした。烙印の気炎のコストを無事に確保できた我々は、ドーハスーラ復活の兆候にたいしサロニールを送り出します。ドーハスーラ復活を阻止した我々はメインフェイズ1に入ります。

 

烙印の気炎発動に灰流うららが対応します。アルバスの落胤召喚による融合効果を阻止するためでした。続いてクエムが出陣します。クエムの効果が通過したことをうけ無限泡影が手札に無いことを確認、本命の烙印融合を発動させます。召喚された烙印竜アルビオンの効果発動にたいし、リヴェンデット・スレイヤーのモンスター除外効果が発動、アルビオンが除外されます。これによりミラジェイド召喚を阻止された我々ですが、グランギニョル召喚に計画を切り替えます。この瞬間に条件が整ったクエムの効果が発動、アルバスの落胤が復活し、ミラジェイドを召喚することにも成功しました。

 

盤面の形成が完了し総攻撃を実行、ヴェンデット陣営に損害を与えます。が、リヴェンデット・スレイヤーの粘り強い効果によりゲームエンドには持ち込めず、エンドフェイズにて烙印断罪をセット、さらに青眼の白龍の召喚を成立させ、我々はターンを終えました。

 

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危機的状況のなか、ターンを迎えたヴェンデット陣営ですが、希望を失ったわけではありません。

 

「あのカードを引けば突破できる」

 

渾身のドロー。引いたカードはまさに、待ち望んだカードのようでした。

 

青眼の白龍陣営の構えた妨害はミラジェイドと烙印断罪、グランギニョル、クエムの4つですが、墓地に必要材料が揃っていなかったこともあり、烙印断罪はミラジェイドをバウンスすることでしか使用ができない状況にありました。青眼の白龍陣営が無駄なく妨害を遂行するには、必ず「ミラジェイド→烙印断罪」の手順をふむ必要がありました。この事実こそヴェンデットがこの戦線を突破できる、ひとつの勝機でした。

 

ヴェンデット陣営が儀式魔法を発動させます。

 

さきの理由のため、烙印断罪の発動を見送った我々にたいし、ヴェンデット陣営の切り札がさく裂します。その切り札は、たったいま引いた渾身の1枚。

 

禁じられた一滴。

 

完全に裏をかかれた我々はその一撃を甘んじて受け入れます。これによりミラジェイド、グランギニョル、クエムは沈黙を余儀なくされます。そして儀式によりヴェンデット・バスタードが満を持して降臨します。

 

バスタードの効果を以て罠カード、つまり烙印断罪の発動を封じたことで、我々の敷いた妨害の布陣すべてを突破するに至ったヴェンデット陣営は、このターンにて決着をつけるべく攻撃に特化した布陣を完成、さらに旗艦たる青眼の白龍を除外、我々に猛烈な攻撃を加えます。

 

然し、ヴェンデット陣営に最後の難関が待ち受けます。

 

それは純粋な攻撃力の高さ、そして頭数でした。

 

青眼の白龍が除外され、禁じられた一滴をうけてもなおサロニールは健在であり、総合攻撃力の高さと頭数による壁がヴェンデット陣営に立ちふさがります。

 

あと一歩でした。

 

猛攻を重ねるもヴェンデット陣営はついに勝負を決めきれず、青眼の白龍陣営にターンを返します。

 

このとき、我々はミラジェイドの効果を以てヴェンデット陣営を壊滅、さらに烙印の特徴である「エンドフェイズ時のリソース回復」を余すことなく使用、手札の補充を完了させます。

 

その手札を以て我々は青眼の究極亜竜を筆頭に最高の戦線を構築、総員の進撃により決闘は終結しました。

 

議論

 

この決闘が終わったあとの論点は「ヴェンデット・バスタードの発動禁止項目を罠にするべきたっだかモンスターにするべきだったのか」に集約されました。決闘中、かなり考え込まれていましたね。たしかに難しい局面でした。総じて烙印はモンスター効果が強いのです。これを考慮すると、たしかにモンスター効果を封じることこそ最大の一手であるような気はしました。が、今回は禁じられた一滴があったために盤面のモンスター効果は無視できる局面だった、ゆえに烙印断罪を封じることで、その後の動きをスムーズにすることもまた正しい選択のようにも思えました。

 

「目前の勝利に執着し過ぎた」とヴェンデット遣いの友はそう零しつつも「でも、次のターンを生き残ることを考えてモンスター効果を封じたところで烙印断罪の1妨害は直撃するし、烙印断罪のもうひとつの効果で次のターン、烙印融合を再利用されるのならば、どのみち勝ち目は無かっただろう」とも考察しておりました。

 

考察と感想

まず、決闘中には、その最中でしか感じ取られない感覚といものがございます。あの時あの瞬間には「このターンで決めるしかない!」と感じられたのであれば、迷いなくそれを実行するべきと僕は考えます。だって、そのほうが悔いが残らないと思うのです。勝つにせよ負けるにせよ、どうせなら悔いのないほうを、僕ならそうします。

 

この決闘、我々が勝たせていただきましたが、この直接的勝因となったのはきっと「サロニールを感情的な理由で待機させた」ことではないでしょうか。ドーハスーラの復活を赦してしまえば、我々も突破など不可能だったでしょう。また、ドローカードがきちんとドラゴン族、かつ墓地ではアルバスの落胤に名前が変わる黒衣竜アルビオンであったことも幸いしました。これでクエムがきちんとアルバスの落胤を導くことに成功しました。

 

「勝因のない勝利はあっても、敗因のない敗北はない」

 

銀河英雄伝説に登場するオスカー・フォン・ロイエンタールの名言(だと勝手に思ってます)に、さきに述べた台詞がありますが、今回は恐らくその逆で「勝因のある勝利、敗因のない敗北」ではないでしょうか。

 

実際のところ、僕が勝利できている決闘の大半は「根拠に伴わない運」です。たとえば「引きがよかった」「捨てたくないカードを捨てられなかったから1ターン待った」「直感的にそうしたほうが良いと感じた」「お相手の引きがよくなかった」など、列挙すればおびただしい数になるであろう「運のよさ」に救われています。そういえばラッシュデュエルの宣伝を担当したデヴィ夫人も同じことを仰っていた気がします。「運半分、技術半分」僕の場合はほとんど運ですね。僕が不甲斐ないのを青眼の白龍に助けてもらっている、そんな感じです。

 

ヴェンデット遣いの友とは会う度に死闘を演じております。我々にとっても得難い好敵手のひとりです。青眼の白龍も喜んでいます。手札をみればわかります。ルンルンです、いつも。たまに容赦がなさすぎて僕が引いちゃう、そのくらいには楽しそうです、僕の青眼の白龍。

 

満足のいく、良い決闘でした。

 

また遊びましょうね、ヴェンデット遣いの友。

 

いかがでしたか?

この前開催したオフ会でカードの写真を撮り忘れたために、今回は、僕と青眼の白龍の記憶に残る決闘を振り返ってみました。が、このように振り返るのも悪くはないなと、そう感じています。

 

それでは、今回はこのあたりで。

 

またお会いできる日を。