青眼と僕と冒険と

僕とブルーアイズが歩いた軌跡のお裾分け

ある日の決闘 ~vsヴェンデット再び~

 

 

皆様こんにちは。

yoshitakashiです。

 

はじめましての方へ、はじめまして。

当ブログは「青眼の白龍の視点から1枚のカードをみつめる」という魑魅魍魎も首をかしげるであろう奇妙なブログとなっております。

然し乍ら、今回は、僕と青眼の白龍が死闘を演じた、或る一幕を思い返してみようと思います。

 

いつも仲良くしてくださる方々へ、本日もお会いできて光栄です。

急に寒くなりました。12月。あっという間に今年も終わりますね…本格的に布団と融合することに愉悦のひと時を感じることが増えてまいりました。どなたか融合解除をお持ちではないですか。朝起きるのが大変で。皆様も風邪にはくれぐれもお気をつけください。

 

さて、それでは挨拶もほどほどに参りましょう。

 

この記事が、皆様の決闘ライフに少しでも色を添えられることを願いながら、

 

幾度となく闘ってきた、

 

ヴェンデットとの死闘の記憶を綴ります。

 

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先に掲載させていただいた写真は決闘の後に撮影したものです。楽しいひと時でした。

また、以降に掲載している写真は別日に盤面を再現して撮影したものです。

ご了承ください。

 

戦闘の経過

先攻を奪取することに成功したヴェンデット陣営は淀みのない展開を魅せ、尽きないリソースを用意しつつも死霊王ドーハスーラのもつ2妨害と、モンスターと魔法罠を除去できる効果を内包したリヴェンデット・スレイヤーのもつ2妨害、合計4妨害の陣形を完成させました。

 

ドーハスーラ突破の要となる深淵の獣は僕の6枚の手札には存在せず、これにより、僕は正真正銘自らの実力で以て4妨害を突破せざるを得ない状況となりました。青眼の白龍を勝利させるために組み込んだ烙印カードによる総力戦を展開、辛くもドーハスーラの2妨害、そしてリヴェンデット・スレイヤーのモンスター除外効果をそれぞれ突破することに成功、氷剣竜ミラジェイドをはじめとした以下の盤面を形成することに成功します。

 

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バトルフェイズに移行したタイミングでミラジェイドの保有する除外効果を使用、ドーハスーラの除外を試みた僕ですが、ヴェンデット陣営は伏せカードを以てドーハスーラを墓地に送り、除外を鮮やかに回避します。ミラジェイドの除外効果は対象に取らない効果ゆえに、僕はここでアドヴェンデット・セイヴァーを除外することにしました。アドヴェンデット・セイヴァーには攻撃力ダウン効果があるためミラジェイドでは万が一戦闘で勝利できない可能性があること、そしてリヴェンデット・スレイヤーはミラジェイドで戦闘突破が可能だということ、このふたつが大きな理由です。僕はこの時、「アドヴェンデット・セイヴァーを除外しつつリヴェンデット・スレイヤーを戦闘突破すれば、ミラジェイド1体で2体のモンスターを処理できる」という目先の欲に魅了されたのです。僕はミラジェイドにリヴェンデット・スレイヤーへの攻撃を指示しました。

 

然し、この目論見は大きく外れることとなります。ヴェンデット陣営が展開するうえで使用したリヴェンデット・ボーンには、墓地のそのカードを除外することでヴェンデットモンスターを戦闘および効果破壊から守る効果があります。そのため、リヴェンデット・スレイヤーを戦闘突破することができなかったのです。完全に忘れていました。しかも、ヴェンデット遣いの彼は、僕のターン開始時にその事実をきちんと申告してくださっていたのに。完全に忘れていました。

 

リヴェンデット・スレイヤーには未だ「魔法罠カードの除外」効果が残っており、その効果ゆえに烙印断罪をセットできず、グランギニョルと、深淵の青眼龍の効果を使用して手札に引き込んだブルーアイズ・ジェット・ドラゴンの2妨害のみを用意し、ヴェンデット陣営にターンを返すこととなりました。

 

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ブルーアイズ・ジェットの粘り強い効果でLPを防衛することを考えていた僕ですが、この目論見もまた崩されます。彼はヴェンデット・バスタードを戦線に送り込んだのです。その効果で以て僕のモンスター効果の発動を封じることでブルーアイズ・ジェットの妨害を突破、その後ヴェンデット陣営は自身の戦線をより強固なものに構築します。その過程で僕のモンスターのすべてを戦場から退却させバトルフェイズへ移行、総ての火力を僕に叩き込み、見事ヴェンデット遣いの彼は僕から勝利を勝ち取るのでした。

 

反省

戦闘突破できるか否かの確認を怠った、これに尽きるのではないでしょうか。僕が今回使用した青眼の白龍デッキ唯青、の真髄は「攻撃力2500以上のモンスターを大量展開し、正面から決戦する」ことにあります。つまり「堂々と戦闘突破すること」に戦術的価値を見出しています。だというに、「戦闘突破できるか否かの確認を怠る」とはこれ如何に…僕の青眼の白龍には、そして今回の決闘に大きく貢献した烙印の名を冠する者たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。次からはきちんと確認しながら決闘を進行させたい所存です。

 

とはいえ…

正直、今回の決闘は難しい決闘だったな、と感じています。ヴェンデット遣いの彼とも話したのですが、「では僕が選択を間違えず、リヴェンデット・スレイヤーを除外突破したとして、はたして僕が勝利し得ただろうか」という問いには、僕も彼も「選択の瞬間が多々あるだろうから、結果は誰にもわからないのでは」という結論に達しました。仮に烙印断罪をセットできたとして、では次に「どのタイミングで烙印断罪を使用するか?」という選択が浮上します。ドーハスーラに使用するか…?それともヴェンデット儀式魔法に?結論から考慮すれば、ヴェンデット・バスタードの召喚を阻止すべきなのでしょうが、先のターンでバスタードがサーチされていたわけではなかったはずなので、それを見越してドーハスーラの復活を許可できたか、と問われれば、僕の力量では恐らくNOだったのではないでしょうか。結局ドーハスーラの復活に烙印断罪を使用、結果バスタードの儀式召喚を赦し、モンスター効果を封じられ、同じ結果を迎えたような気もします。

 

さらに結果から考慮すれば、決着のターン、少なくとも2回以上の儀式召喚を彼は実行しています。となると、仮にドーハスーラの復活を許可し、儀式魔法の1枚を烙印断罪で阻止したところで、再度儀式魔法を使用されていれば、やはりバスタードの召喚は避けられなかったのではないだろうか…とも考える今日この頃です。

 

展開力を重視する

yoshitakashi.hatenablog.jp

 

以前、ヴェンデット遣いの彼と闘ったとき、彼は灰流うららを使用していました。アンデット族のシナジーを考慮したのでしょうか、それとも昨今の環境を考慮したのでしょうか、真意は定かではありませんが、少なくとも当時の彼は決闘において自分の身を守ることをある程度視野に入れていたのではないでしょうか。

 

然し今回の決闘において彼は灰流うららを省き、展開強化カードを投入したとのことでした。「とにかく儀式を連続で行うこと」これが彼の選んだ決闘のようでした。淀みなく動き続け、攻撃を。彼は言います。「この型のほうがしっくりくる」さらに彼は続けます。

 

「僕らの決闘に手札誘発など必要ない」

 

僕らの往くべき道

自分の身を守ることは昨今の決闘においては重要視すべき点で、ならば灰流うららをはじめとした諸誘発を使用すべきである、という考えには幾度となく至りました。とくに分かりやすい強さをもつニビルと幽鬼うさぎが大好きで、空いた枠にはそれらを投入したこともありました。

 

然し乍ら、どうやら僕との決闘に「互いらしさ」を求めておられる決闘者が、幾人かおられるようです。だとするならば、僕も、僕と青眼の白龍に、コンセプトにそぐわぬ手札誘発などは不要だと感じた次第です。僕らしさとは。青眼の白龍らしさとは。僕の最高傑作である唯青、は、銀河英雄伝説に登場するラインハルト・フォン・ローエングラムをモデルに構築したのですが、ラインハルトは当初(訓練生時代などを含めた下積み時代)自分より強大な相手としか戦わなかったそうです。弱者を守り、強者を挫く、そのような精神を持つ彼をモデルとしたのならば、やはり僕も青眼の白龍も、そう在るべきではないか、自らを守り閉じこもるのではなく、勇猛果敢に強者に食らいつく、その姿こそ僕と青眼の白龍の往くべき道なのでは、と。これが、ヴェンデット遣いの彼との闘いを経て、僕が見出した答えです。僕は僕らしく闘う。貴方も、貴方らしく闘ってくだされば、僕も青眼の白龍も、その瞬間に輝きを得られるのでしょう。きっと、僕らが望む世界は、闘いは、そのような景色を、色彩をもつのです。ヴェンデット遣いの友へ、この借りはいずれ必ず。またお会いしましょう。