「相手が強いから事前の確認を怠った」
と、そう綴りましたが、
事前の確認を怠った理由は、もうひとつあります。
「僕がこのデッキを
使いたかったから」
ハリファイバーが禁止になってから、僕はずっと、EM魔術師使いの友人と渡り合えるブルーアイズデッキを作るべく、日々模索しておりました。
そうして組み上げられたのが、
ティアラメンツ要素を多く取り入れた、
ブルーアイズ搭載型ティアラメンツデッキでした。
それなりに強いデッキになりました。
魔術師使いの友を唸らせることにも成功しました。
でも、
僕は納得していなかったのかもしれません。
満足していなかったのかもしれません。
”ブルーアイズが活躍しない”
「もっとブルーアイズらしく」
そう思い作ったデッキでした。
青眼の精霊龍を主軸に、可能であればバロネスを立てる、そんなデッキです。
シンクロ召喚が好きなので、シンクロしやすい構築を目指しました。
OCGのリミットレギュレーションを意識して作ったので、ハリファイバーを採用していません。
それでも、精霊龍を、バロネスを出せるように、
それなりに苦労して調整したデッキ。
苦労したんです。
苦労したんですよ。
あれこれ悩んで考えて。
でもね、
好きなんです。
精霊龍も、バロネスも。
精霊龍は綺麗。
バロネスは、シェリーさんの新規だから好き。
ただ、それだけ。
実際強いんやけどね。
でも、
べつに強いから好きってだけじゃ、ないんだよね。
好きなカードを、デッキを、使いたかった。
その私欲が、
友人を傷つけてしまった。