皆様こんにちは。
yoshitakashiです。
今回は、僕たちがつねに向き合い続ける障壁「手札事故」について考えてみようと思います。
手札事故って?
実はコレ、一概に説明できませんよね。
事故の定義って、デッキの数だけあると思います。
「動けなかったら手札事故」
というデッキもあれば、
「理想の盤面に到達できなければ事故」
というデッキもあるでしょう。
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なにをもって手札事故とするのか…
難しいですね。
なので、僕のデッキ【深流青眼 -壊-】を題材に、手札事故について考えてみようと思います。
このデッキの手札事故とは
このデッキは、先攻1ターン目に、
【水晶機巧 -ハリファイバー】で【太古の白石】を特殊召喚することに全力を注いでいます。それができない手札のとき、僕は「手札事故だな」と感じます。
でも…この手札、実は悪くありません。
【太古の白石】と【強靭!無敵!最強!】が揃っているからです。
太古の白石をリンクリボーに変換、エンドフェイズ時に青眼の白龍を喚び、強靭!無敵!最強!を発動させれば、青眼の白龍を突破されることはほぼないからです。
もちろん例外はありますが。
超弩級砲塔列車なんとかリーベとかマジで許さん。
ターンが返ってきたときに、チューナーである幽鬼うさぎを通常召喚すれば、場に残っている青眼の白龍と、幽鬼うさぎでハリファイバーになれます。
ですが…僕は先攻1ターン目にハリファイバーを立てれないと満足できないカラダになってしまいました。
冷静に考えれば事故でもなんでもない手札ですが、個人的には事故だと感じてしまう手札です。
それに深淵の青眼龍を引いてしまっているし。
だからさァ…あれほどデッキで寝てろって言ってるのに。なんでお前はいつもいつも…オレに恨みでもあんの!?
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これは完璧に手札事故ですね。
まったく動けません。
ハリファイバーにもなれないし、青眼の白龍を喚ぶこともできません。
先攻でこの手札だったら、もうほぼ敗けでしょう。
せいぜい屋敷わらしちゃんの使いどころを間違えないように努力すればあるいは…とはいえ今の時代、誘発1枚で止まるデッキはほとんどないので、これは敗けでしょうね。
事故を許容できるか
僕に限っていえば、のお話です。
僕は、手札事故が一番キライです。
哀しくなるからです。
なので、僕は僕の手札事故を許容できません。
とくに、深流青眼にいたっては。
僕は趣味でピアノを弾く人なのですが、新型コロナウイルスがまん延するまでは、ちょくちょく人前で演奏していました。
たとえばのお話をしましょう。
貴方が僕のピアノ演奏を、聴きに来てくださったとします。
そこで、僕は本来の実力を発揮できず、ミスの連発。
そして挙句のはてには「いやー、体調よくなくてさ、失敗しちゃった。てへ」とか言い訳しだしたら、貴方はどう思いますか?
ぶん殴りたくなるでしょう?
貴方は、貴重な時間を僕に割いたというのに。
それなのに、割いた時間で得られたモノは、僕の下手くそな演奏と、情けない言い訳。
哀しくなりませんか?
僕は、仕事にしても、ピアノにしても、そしてブルーアイズにしても、つねに自分の能力を最大限に引き出せるようにあるべきだと考えています。
なぜなら、仕事も、ピアノも、遊戯王も、自分のセカイだけで完結していないからです。相手を、貴方を、少なからず巻き込んでいるからです。
貴方を巻き込んでいるからには、貴方にも「巻き込まれてよかった」と思われたい。
だから。
ブルーアイズデッキで「事故って調子悪くてさ。ホントはもっと強いんだよ?」なんてみっともない言い訳をしたくないのです。
貴方の時間を貰っているのですから、つねに最高のパフォーマンスで決闘したいのです。どんなときでも貴方に「ブルーアイズは強かった」と、そう言ってもらいたいのです。
なにがいけない?
このデッキのなにがいけないのでしょうか。
ちょっと考えてみましょう。
デッキ枚数でしょうか。
それとも誘発?
それとも深淵の青眼龍?
確かに、深淵の青眼龍を2枚から1枚に減らせれば、だいぶ変わってくるでしょう。けれど、このデッキの大前提に「深淵の青眼龍をデッキから特殊召喚する」があるので、深淵の青眼龍を素引きしてしまったら、この前提は成り立たなくなってしまいます。
ではデッキ枚数でしょうか。
60枚はさすがに多すぎますか。
引きたくないカードが多いとはいえ、60枚では引きたいカードも引けない?
では、54枚にしてみましょう。
屋敷わらしちゃん以外の誘発をごそっと抜いて、コンパクトにしてみました。
これで、初動カードも引けるか!?
おいィィィィィィィィィィィ
なんでだァァァァァァァァァ
なんで深淵の青眼龍が居るんだァァァァァァァァァ
しかも融合とか一番引いちゃいけないヤツだろうがァァァァァァァァァ
はい。
かえって事故率が上がってしまいました。
融合、カオス・フォームを素引きする確率が上がってしまいました。
それは実戦でも証明済みです。
辛い。
引きたくないカードを引かないようにするにはやはり、デッキ枚数を増やすしかありません。60枚デッキのほうがぬるぬる動いてた…
でも、動けないカードを増やしても結果は変わらない。
動けるカード探さなきゃ。
屋敷わらしちゃん
このカードは墓穴の指名者対策に搭載しています。
ただ、最近、墓穴以外にも撃つことが多くなってきました。
それは、僕が臆病だからです。
そして大概、墓穴で無効にされます。
手札誘発。
先攻制圧・先攻ワンキルを止めるためには必要不可欠。
けれど、そうでない相手と戦うとき。
僕は彼女を使うか使わないか、悩みます。
撃ちどころを理解している展開でも、お相手が楽しそうにデッキを披露していたり、あるいは初めて見る展開で、僕自身がこの先を知りたいとき、ずっと撃つかどうか迷ってしまうのです。
結局、屋敷わらしちゃんを手札に抱えたまま敗北することも多く。
今は。
今は、彼女をきちんと使いこなせない。
オレに迷いあるかぎり。
済まない。
お前といずれ向き合うために、今は。
見出した回答
これが、僕の出した回答です。
上手く使いこなせない手札誘発を全て抜き去り、空いた枠に初動カードを搭載しました。スモール・ワールドは良いカードですね。
いいですね。
5枚全部が動けるカードですね。
スモール・ワールドも、次のターンの巻き返しに使えそうです。
幸いこのデッキは、モンスターのステータスが様々なので、スモール・ワールドの旨味成分を存分に引き出せます。
今のところ、この構築にしてから手札事故に遭っていません。
さらにいえば、2妨害くらいは突破できるデッキになりました。
満足です。
本当にそれでいいのか
一番最初のデッキで、この手札になったのは、ニューロンでお試し5ドローをし続けて13回目でした。
54枚デッキにしても、試行回数8回目でこうなりました。
つまり、もともとのデッキの状態でも「10回くらい決闘しないと事故らない」ということですね。
そして僕はひと月に10回もリモート決闘をしません。
単純に考えると、「ひと月に1回、手札事故がおこるかどうか」程度のお話になります。単純な体感ですが。
ひと月に1回、起こるか起こらないかの確率に目くじらを立てる必要が、はたしてあるのでしょうか。
皆様は、どう感じますか?
おわりに
いかがでしたか?
手札事故とは、切っても切れない関係にある僕たちですが、皆様と一緒に乗り越えられたら幸いです。
では、今回はこのあたりで。
またお会いできれば。