皆様こんにちは。
yoshitakashiです。
いつも仲良くしてくださっている方々、本日もお会いできて嬉しゅう御座います。
はじめましての方、はじめまして。
ようこそおいで下さいました。当ブログは青眼の白龍の視点から、1枚のカードを綴るという、なんとも摩訶不思議なブログになっております…
と、言いたいところなのですが、今回も休憩で、ある決闘についての振り返りをするつもりです。
今回は僕の本質が前面に出た決闘を振り返りながら、自分についてを駄弁るつもりです。僕と青眼の白龍の視点が、皆様の決闘ライフの一助になることを願って…いざ!
1 vs 2の変則決闘
ある日、僕と、友人ふたりの3人で遊んだときのことです。
「折角なので1 vs 2しようよ」
と、僕が持ちかけました。
快諾していただき、いざ決闘!
〜対戦カード〜
僕の青眼の白龍
(白龍烈伝 -GOLD VOLTAGE-)
LP:16000
vs
スターダスト
LP:8000
&
E・HERO
LP:8000
〜ターン進行〜
僕→スターダスト→E・HERO
スターダストデッキの使用者は、僕に海馬セットの青眼の白龍を譲っていただいたお方です。わざわざ遠方から遊びにきてくださいました。
「総てを駆使して、頂戴した青眼の白龍を活躍させよう」
と密かに誓い、決闘に臨みました。
決闘の経緯
開始直後、馳せ参じたブルーアイズによる順当な動きをみせ、盤面は青眼の精霊龍と深淵の青眼龍、さらには後ろに罠をひとつ伏せ、迎撃体制を整えました。
続くスターダスト陣営ですが、天災に見舞われたため満足に動くこと叶わず、フォーミュラ・シンクロンを召喚しつつ、全体除去カードをプレイします。ブルーアイズ陣営は後ろの罠を以て青眼の精霊龍のみ守り抜くことに成功しますが、青眼の精霊龍が孤立することとなります。
E・HERO陣営はエンゲージ・ネオスペースから好調な滑り出し、動きを魅せつつ屈強なHEROが並び立ちます。錚々たるHEROは精霊龍を突破、ブルーアイズ陣営のLPを削ることに成功します。
さらにはアクア・ドルフィンのハンデス効果が成立、ブルーアイズ陣営における防御と戦線維持の要である深淵の獣ルベリオンを絶命させます。
🔶 🔶 🔶
さきのハンデスでルベリオンを失ったブルーアイズ陣営の残された作戦行動は「ブルーアイズ・タイラントによる一斉撃破」のみとなりました。
タイラントの融合召喚は成立、そのブレスがフォーミュラ・シンクロンを襲う瞬間、HERO陣営のフェイバリット・コンタクトが発動、シャイニング・ネオス・ウィングマンが参上し、タイラントを撃破します。
予てから墓地に眠っていたブルーアイズ・ジェットが帰還し、その効果で以てHERO1体の撃破と、フォーミュラ・シンクロンのバウンスに成功します。
戦闘終了後、ドローカードであった真の光をセットし、ブルーアイズ陣営はターンを終了します。
🔶 🔶 🔶
スターダスト陣営ですが、未だ天災による被害が甚大な様子でした。1体のモンスターの召喚のみを行いターンを終えます。
この瞬間、ブルーアイズ陣営は真の光を発動、青眼の白龍の蘇生を行いつつ、墓地に眠っていた強靭・無敵・最強の再利用を試みます。このまま真の光による戦線の回復を目論むブルーアイズでしたが…
僕の過失でE・HERO コスモ・ネオスの融合召喚を赦してしまいます。コスモ・ネオスの制圧効果をまえに青眼の白龍とブルーアイズ・ジェットは成すすべもなく敗走、真の光も破壊されてしまいます。
かろうじてLPは残ったものの、盤面と手札にカードは無く、墓地のリソースも尽きたブルーアイズ陣営に最後のドローフェイズが訪れます。
この窮地に駆け付けたのは…
輝光竜セイファートでした。
🔶 🔶 🔶
輝光竜セイファートは深淵の獣に繋がるカードではありますが、ほかのブルーアイズが手札がいない以上、深淵の獣に繋ぐことは困難のように思えました。
然し、後述する理由のために敗北を受け入れることが赦されなかった僕は、輝光竜セイファートを召喚、自爆特攻を指示します。HEROと相対し散ったセイファートの遺志を継ぎ、ブルーアイズ・ジェットが舞い戻ります。ブルーアイズ・ジェットによりHEROの1体を撃破、そしてスターダスト陣営のモンスターを手札に退却させることに成功します。
戦闘終了後、輝光竜セイファートの墓地効果を使用し、深淵の獣ルベリオンの回収を実行します。深淵の獣による後続の確保、そして復烙印による戦線の回復、さらに天球の聖刻印のリンク召喚、漸くブルーアイズ陣営の戦線が回復しつつありました。
🔶 🔶 🔶
天災による被害、そしてブルーアイズ・ジェットによるバウンス効果の所為で未だ盤面を構築できないスターダスト陣営ですが、ついに自棄状態に陥ってしまいます。チューナーモンスター2体を守備表示で並べて、ターンを終了してしまいます。
ここで天球の聖刻印を処理しなかったことが、決着の直接的要因となります。
天球の聖刻印と、深淵の獣バルドレイクによる2段の妨害、さらには復烙印による手札と戦線の回復を攻略しなければならなくなったHEROは最終奥義の使用を決意、このターンで決着をつけるべく行動を開始します。数々のブラフを仕掛けて天球とバルドレイクの処理を図るHERO陣営でしたが、この2体が動くことはありませんでした。
🔶 🔶 🔶
このとき僕は、「直接危害を加えてくるか否か」そして「+1を阻止できるか否か」の2点に焦点をあて、妨害を撃つことにしていました。
HERO陣営の永続魔法ENウェーブの発動にたいし、ついに天球の聖刻印が動き出します。バウンス効果でENウェーブをフィールドから剥がすことで特殊召喚を無効にしつつ、さらに後続のドラゴンを召喚します。ここで召喚されたのは、アルバスの落胤でした。
アルバスの落胤による融合効果がさく裂、シャイニング・ネオスが素材として吸収され、ブルーアイズ陣営に氷剣竜ミラジェイドが誕生します。天球と深淵の獣が成立した時点でブルーアイズ陣営の妨害は、天球→アルバス→ミラジェイド+バルドレイクの4段構えだったのです。
この流れまでは想定していなかったHERO陣営ですが、状況を冷静に分析し、オネスティ・ネオスをサーチし、ミラジェイドを直接突破する作戦に切り替えます。ここでのHEROの狙いは「ミラジェイド自身を守るために妨害を吐くか」「甘んじて受け入れるか」の2択を迫ることでした。どちらに転んでもミラジェイドは突破できる、といった意図です。前者を選択した場合、手札にはオネスティ・ネオスが残った状態となり、迎撃態勢は万全となります。後者を選択した場合、ミラジェイドの戦闘突破という結果を得ることとなります。
🔶 🔶 🔶
その狙いを看破していた僕は、HEROの攻撃宣言時にミラジェイドの効果を使用し、攻撃してきたHEROとはべつのHEROを除去します。この行動は全く予想になかったらしく、HERO陣営はついに冷静さを欠いてしまいます。恐らく除外されてしまったHEROでなにかを行うつもりだったのでしょう。戦闘の巻き戻しを行うことなくオネスティ・ネオスを用いてミラジェイドを無理やり突破した後、もう打つ手なし、とターンを終了します。
ミラジェイドによるサンダー・ボルトが実行され、墓地のブルーアイズ・ジェットが帰還し、ブルーアイズ陣営の戦線は完全なものとなりました。
🔶 🔶 🔶
完全に戦線を回復させたブルーアイズ陣営の総攻撃がスターダスト・HERO両陣営を襲います。この攻撃でスターダスト陣営のLPは0となり、HEROのLPも大打撃を受けます。
ターンが渡ったHEROですが、さきのターンで全戦力を投入していたため組織的行動がとれず、そのままターンを終了します。
勝利が約束された盤面でしたが「せめて最後は頂戴した青眼の白龍で決着させてください」と懇願、お二人に承諾をいただき、青眼の白龍をアドバンス召喚し、決着となりました。
戦術的観点から
先ず、この決闘において僕が意識していたのは、「スターダスト陣営が動けない状況を可能な限り維持する」ということです。手札事故に見舞われたのは不運としか言いようがありませんが、その状態を可能なかぎり維持することで、スターダスト陣営を精神的に刺激し、ミスプレイを誘うように立ち回っています。
ただし、「速攻でLPを0にする」までは行っていません。
理由は、
- HEROの脅威に対応せざるを得ないため
- いつでも倒せると判断したため
のふたつです。
ルベリオンがハンデスされた時点で、HEROの脅威に対応しながらスターダスト陣営のLPは0にすることは不可能と判断しました。ですがスターダスト陣営を野放しにするわけにもいかなかったので、上記の作戦をとりました。
日常的に僕は「弱っている敵から叩く」ことを徹底しています。それが叶わなくとも、可能な限りそれに近い結果を得られるように普段から意識しています。
🔶 🔶 🔶
セイファートを召喚し、HEROに自爆特攻を仕掛けるシーンですが、このプレイにも理由があります。
じつはこのとき、スターダスト陣営のモンスターのステータスはセイファートのそれを下回っていました。順当に戦闘破壊しつつブルーアイズ・ジェットを帰還させ、その後2体で天球の聖刻印をリンク召喚すれば、結果、セイファートの墓地効果を起動、深淵の獣に繋げることができます。然し、敢えてそうせずに自爆特攻をしています。
理由は、
- スターダスト陣営を精神的に介入させないため
です。
このときのスターダスト陣営は度重なる不運、そしてジェットによる盤面が荒らされている現状に、精神的に少し落ち込んでいるようにみえました。決闘に集中できておらず、注意力が散漫になっていたのです。スターダスト陣営には罠が伏せられておりましたが、そこに意識を向けさせないために、わざとHEROに特攻を仕掛け「自分には関係ないことだ」と錯覚させることが狙いでした。
結果、セイファートを墓地に送りつつブルーアイズ・ジェットの帰還を成立させることができて、本当によかったなと…よかった~
🔶 🔶 🔶
天球の聖刻印が動かなかった理由は「危害を加えてくるか否か」「+1を阻止できるか否か」に焦点を当てていたからなのですが、じつは、この考え方は僕の根幹にある思考です。
僕のカード知識は皆無といって差し支えないほどで、「〇〇が出てきたから△△が出てくる」といった予知能力は全くありません。さすがにレベル3チューナーとレベル7非チューナーが並べば「バロネスかな?」とは思いますが、基本的に「なにが起こるの?」と眺めています。それほどに無知です。なので、手なりで妨害を吐くよりも先述した2点に焦点をあてています。
僕自身の過失でコスモ・ネオスによる制圧を赦してしまうシーンがありますが、これも「ミラクル・コンタクト発動!」としか言われておらず、「危害を直接加えられたわけではなく」且つ「なにが出てくるか分からなかった」ために素通ししてしまっています。結果、コスモ・ネオスなる化け物エースモンスターの召喚を赦し、窮地に陥ることとなります。
🔶 🔶 🔶
ミラジェイドが「攻撃してきたHEROとはべつのHEROを除外する」シーンですが、これはHERO陣営の力量を考慮したうえで行っています。彼がミラジェイドのサンダー・ボルト効果を忘れているはずはないと考えた僕は、「残されたHEROでなにかを行うのでは」と考えました。
ついでに「相手の目論見からわざと外れることで精神的に動揺させる」ことも期待しておりました。見事にハマったので、本当によかった…
🔶 🔶 🔶
戦線が回復し、両陣営に総攻撃を仕掛けたとき、スターダスト陣営のLPからさきに0にしています。
この理由は、
- HERO陣営に組織的行動をとることは最早不可能であることが解っていたから
- スターダスト陣営の潜在能力が未知数だったから
の2点です。
折角戦線を回復させたのに、HEROの処理ばかりを行ってしまうと、スターダスト陣営最後のドローで世界が変わる可能性が残ってしまいます。
反撃の芽を確実に潰すため、スターダスト陣営からさきに攻略しています。
🔶 🔶 🔶
と、このような事を考えながら決闘しています。5000文字を読んでいただいた貴方様には感謝しかございません。
いかがでしたか?
「弱っている箇所から叩く」「動揺させミスプレイを誘う」「危害を加えられそうなタイミングで動く」「+1を阻止する」「反撃の芽を潰す」
これらは決闘時に僕がつねに考えていることです。
皆様の決闘ライフの一助になれば、幸いです。
さて、ここからは雑談です。
ブルーアイズにたいする僕の気持ちなどを綴っていきます。
雑談
以前、当デッキの紹介記事を書きましたが、そのときのレシピから大きく変化しております。
烙印カードの積極的投入です。
以前は【竜の渓谷】だった部分が烙印関連カードに変わっており、それに伴いEXも融合の色が濃くなっております。
烙印が投入されたことで、青眼の白龍の色が若干薄くなっているのは事実で、このデッキの基本戦術は、「烙印と深淵の獣で相手の戦力を削ぎつつ、相手の弱体化を見届けたうえで青眼の白龍の高火力を叩き込む」となっております。
つまり「青眼の白龍が万全な相手と戦うことはない」ことを意味します。
今回の決闘の初手は紛うことなき青眼の白龍の手札でした。ゆえに青眼の白龍は久しぶりに「万全の相手と戦う」こととなりました。これが望みだったのかな?と、ふと思ったりします。満足したかい?青眼の白龍。
🔶 🔶 🔶
「ひとりでダメならふたりで」
「ふたりがダメならみんなを呼ぶ」
これは僕の人生の指針で、白龍烈伝に至っては青眼の白龍独力で敵わない敵と戦うことを想定し、【烙印】【深淵の獣】【カルテシア】【閉ザサレシ世界ノ冥神】の4人に助力を求めています。
今回、窮地に陥った際に青眼の白龍がセイファートに助力を願ったのは、本当に成長したな、と僕も感慨深いです。
僕の青眼の白龍は少し強情なところがあるので、何がなんでも独力で完遂させる節があります。今までなら、こういった窮地においても青眼の白龍関連カードをドローさせてくるのが常でしたが…
きちんと深淵の獣に繋がるセイファートを呼んできてくれました。立派になりましたね、青眼の白龍。
ちなみに、セイファートをドローした瞬間の僕の気持ちは「コレ1枚でなにができるん!?」でした。正直に敗北を受け入れる覚悟を決めたときに、青眼の白龍から、
「ちゃんと考えたら?」
と、そんなことを言われた気がしたので、戦術を考えた次第です。少し無言で考え込んでしまって、対戦相手を務めてくださったおふたりには申し訳ないと思っています。
普段、セイファートの効果は①を主体に運用しており、②効果を主として運用したことはなかったので、久しぶりに自分のデッキで頭を使いました。白龍烈伝の新たな一面を見られた嬉しさと、「やっぱりブルーアイズ・ジェットは偉大だな」と。
🔶 🔶 🔶
独りの力なんて、たかが知れてると思うのです。
青眼の白龍のことを、僕は未来永劫信じています。
然し、青眼の白龍の独力なんて、1テーマ単体に押し負けるほどの程度です。
だからこそ、僕も青眼の白龍も、これからもずっと仲間を募うのです。
「ひとりでダメならふたりで」
「ふたりがダメならみんなを呼ぶ」
これが僕らの進む道。